09
2018

CRF1000L Arai TOUR CROSS 3 vs SHOEI HORNET ADV 比較レビュー 実用編 前編

CATEGORYヘルメット
前回のカラー編に続き、TOURA CROSS 3 vs SHOE HORNET ADVの実用面での比較レビューをお届けします。

エアフロー/ベンチレーション
この点はツアークロスの方が圧倒的に優れています。頭頂部 x 2、シールド上部 x 2、口元 x 3、合計7カ所(ホーネットは頭頂部 x 1、口元 x 1の2カ所のみ)のインテークの開閉により空気の流れをきめ細かく調整できる上、冬場などに首元からの冷気の侵入が気になる場合は内蔵式のチンスポイラーをワンタッチで引き出すことができます。ホーネットのチンスポイラーは脱着式のため、いざという時の取り付けが面倒でタンクバッグにしまいっぱなしになっていました。

IMG_1268.jpg 
(上の写真は収納式のチンスポイラーを引き出し、シールドをわずかに開けた状態です)
個人的にもっとも大きな差と考えているのが、シールドの上下動作に違いがあることです。ツアークロスは外気を取り入れて換気したい時などに、シールドをわずかに上げて好みの位置で固定できるという利点があります。一方、ホーネットはシールドマウントに3段階のノッチがあらかじめ設定されているため、ノッチで設定された角度でしかシールドの開度を固定できません。3段階のうち最小の位置でもシールドと帽体の間が1cm以上開いてしまい、換気には大きく開き過ぎる上、視界の邪魔にもなり非常に使い勝手が悪いです。シールドを外してゴーグルを常用する人には問題ないと思いますが、シールドの利用が前提となる方は注意した方がよいと思います。

静粛性
シールド全閉時の静粛性はホーネットの方が静かです。特に高速道路走行時の差が大きく感じます。製品の設計自体が新しいことや、開口部の数が少ないことがエアフローや騒音の発生に対して有利に働いているのではないかと予想しています。ツアークロスも特にうるさく感じるわけではありませんが、ホーネットは静粛性を特長の一つとしてうたっているだけあるということですね。

バイザーのリフト
他の方のレビューを拝見するとバイザーにエア抜き用の穴が多く開いているホーネットの方が高速走行時のリフトが少ないとの声もあります。しかし、私の経験としては高速道路での法定速度+αくらいの速度域までならほとんど差がないという見解です。アウトバーンのような超高速域ならばもっと差が出るのかもしれませんが、常識的な使用の範囲では大きな差は認められません。(ちなみに高速道路上で突風が吹いた際に頭が大きく揺すられるのはホーネットの方が多かったように思います)

IMG_4119.jpg IMG_4117.jpg 
シールドへの虫の付着
意外なことに大きな違いがありました。ツアークロスの方が明らかに虫の付着が少ないのです。これはシールドの曲率による差が原因ではないかと考えています。それぞれのシールドを下から見るとツアークロスは鋭角な「く」の字型になっているのに対し、ホーネットはなだらかな円型になっています。これによってツアークロスは虫を受け流し、ホーネットは衝突をまともに受けてしまう結果になっているのではないでしょうか?個人的にはこの点もすごく気になるポイントです。

次の実用編 後編ではシールドの脱着のしやすさ/重さや装着感/メガネの装着感/インナー/インカムの取り付けなどについてレビューしたいと思います。


にほんブログ村 バイクブログ ホンダ(バイク)へ
関連記事

Tag:CRF1000L Africa Twin アフリカツイン Arai SHOEI

0 Comments

Leave a comment