08
2023
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新型 CIVIC TYPE R シビック タイプR 受注停止と試乗のお誘い(FL5)
CATEGORYTYPE Rまでの道(FL5)
以前から流れていた噂通り、1月19日に新型シビック タイプRの受注停止が公式ホームページでアナウンスされました。昨年12月時点で、普段整備でお世話になっている東京のディーラー担当者から、近々オーダーストップの可能性があることを聞いていましたので、受注が停止されたこと自体にはさほど驚きませんでしたが、*25,000台とも言われている総受注台数には正直驚かされました。(*ホンダから公式に受注台数の発表が行われた訳ではありません)2017〜2021年までの4年間にわたって販売された前モデルのFK8が国内のみで約8,000台です。実質的な受注が始まった昨年7月から今年1月までの約半年間で、シリーズ最高の販売台数を誇るDC2インテグラ タイプRの3万台(販売期間6年)に迫るというのは少し異常な気がします。昨今の自動車業界の現状を見ると、FL5が純ガソリン車として最後のタイプRになる可能性が非常に高いと思いますので、人気が出ることは予想できるのですが、果たして一体どれくらいの人が本当にタイプRが好きで契約しているのでしょうか…。残念なことではありますが、ランクルやジムニーのような転売や投機目的の人もかなりの数いるのではないかと思います。販売台数が増えることでアフターパーツのマーケットが活気付くなどの良い部分もあると思いますが、FK8後期やS660バージョンZなどのように販売価格の相場だけが高くなって、結局はエンドユーザーの手には届かず、業者の間をただ回っているだけというような事態にならないことを願うばかりです。
SNSを見ると、昨年9~10月の早い時期に正式オーダーが通った人の中には年単位と言われている長納期を見越して2台目を契約した方も結構いたようです。1台目が納車されて2~3年経過した頃に2台目と入れ替えることを前提としてのオーダーということ方が多いようですが、確かにいいアイデアだと思いました。FL5が現在の中古市場のような高いリセールバリューを保っていることが前提となりますが、この方法で1台目と2台目で違う色を楽しんだり、2台目も同じボディカラーにして、数年後のより生産品質が向上した新車と入れ替えられるといったメリットもあります。現行のFL5のスペックでは新規制をクリアすることが難しく、厳格化される2026年前後の規制強化を見越して(期限までの生産台数を逆算して)受注が停止されたのではないかという予測もありますので、このまま販売が終了してしまう可能性もゼロではないようです。一部では年末に受注が再開されるのではないかという希望的な予想もあるようですが、明確な根拠がある訳ではないようですので、今後どうなるかはホンダの中の人のみが知る...ですね。いずれにせよ公式からの続報の発表を待つしかありません。