9月以降、関東地方は週末のたびに天気が崩れライダー泣かせの日々でしたが、先週の日曜日は久しぶりの晴れの予報となりました。そこで、今夏から3回連続で濃霧に見舞われ撤退を繰り返していた伊豆スカイラインに慣らしを兼ねたリベンジツーリングに行って来ました。結果は、やっと!ようやく!ついに!一日を通して気持ちの良い好天に恵まれました。今回は関越→圏央道→小田原厚木→箱根新道→伊豆スカイラインというルートでしたが、交通量はそこそこあるものの流れは悪くなく気持ちよく走ることができ、気付いてみれば日帰り400kmのロングライドとなりました。今回のツーリングでは
ローダウン(
プレミアムスタンダード)と標準車高(
プレミアムライン)の乗り味の違いを確認しながら走行してみたのですが、結構大きな違いがあることが確認できました。
40~60km程度のタウンスピードでの走行の場合(D-ESAはROADモード)、標準車高モデルはフワフワとサスが常に動いているような感覚で、足廻りの柔らかさや、サスのストローク感を強く感じます。荷重がかかると「グニャ」っと感じるような時もあって、乗り慣れないうちは少し違和感を感じました。私の車歴がオンロードがほとんどだったため、こういった感覚に慣れていないせいもあると思いますが、おそらく一般的なオフ車の挙動に近いのだと思います。(ちなみに高速走行では電子制御の介入があるせいかサスの動きはビシッと安定します)一方、
ローダウンモデルはサスストロークは大きめでありつつも、ビシッと収束するオンロードツアラー的な挙動です。単純にサスのフィーリングだけで言えば、オン歴が長い人にはこちらの方が好みという方が多いかもしれません。
標準車高モデルの方がさらに良くなっているなと感じたのがフロントサスの挙動です。
R1200GSシリーズのテレレバー方式は元々路面への追従性が優れていますが、それがさらに高まっているように感じます。たとえばマンホールの蓋が盛り上がっている部分が連続してあるような場合でも、よりゆったりとしなやかに路面の凹凸をいなしている感覚です。また、テレレバーにはノーズダイブが少なく長距離を走っても疲れにくいという特長があります。標準車高モデルはストロークが長い分、ノーズダイブが大きくなることでこの点がスポイルされることを心配していましたが、幸いあまり差はないように感じました。
ローダウンと標準車高の二つを比べるとそれぞれに良さがあります。私としては標準車高モデルの乗り味が好みでしたが、GSを検討される方は機会があればぜひ乗り比べることをおすすめします。
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