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2019

盗難対策 SoftBank みまもりGPS 201Z レビュー R1200GS ADVENTURE

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皆さんは愛車の盗難対策はどのようにされていますか?私は新車で購入したCRF1000L Africa Twinの時から盗難には気を使っていて、その後乗り替えたR1200GS ADVENTURE プレミアムスタンダードプレミアムラインも同様の対策をしています。チェーンやディスクロックといった一般的な防犯グッズの使用はもちろんですが、盗難保険への加入(ZuttoRide Club)、車両保険の加入(パーツの盗難/いたずらカバー)、防犯性が高い駐輪環境を選ぶなど、できる限りの対策を行なっています。しかし、ここまで気を遣ってもプロの窃盗団が本気を出せば盗難は防げないでしょう。そこでいざ盗難に遭った時に必要になってくるのは現在のバイクの場所をいち早く確認できること。盗難車はヤードで分解されたり、コンテナで海外に輸出されることが多いと思いますので、そうなる前にいかに早くバイクの所在を突き止めるかが鍵となります。そこで私が3年前から使っているのがハンディタイプのGPSです。今回はバイクの盗難対策としてのGPSの運用について触れていきたいと思います。

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バイクの防犯用GPSとして最も有名なのは「ココセコム」だと思いますが、月額¥900(加入料金¥5,000)という価格や、位置検索サービスが月10回までの上限が設けられていること、GPSユニットが大きかったり(高価だったり)と個人的には今ひとつという印象です。最近では使わなくなったスマホを外部バッテリーに接続することで待機時間を長くし「iPhoneを探す」などのOS側の位置情報サービスを利用する方法などもありますが、通信用のSIMの維持費がかかることや、サイズが大きく車体に隠しにくいなどの課題があります。そこで私が選んだのがSoftBankのZTE製3GポータブルGPS「みまもりGPS 201Z」(2019年5月現在は販売終了)です。長さ67mm×幅45mmx高さ15mm、約50gという小型軽量サイズに加え、IPX5相当の防水・防塵性能でさまざまな場所に設置することができます。

仕様上の連続待受時間は340時間(約2週間)ですが、実運用でも春夏秋の3シーズンで7~8日、冬でも5日はバッテリーが保ちますので充分ではないかと思います。ちなみにバッテリーが切れそうになると指定したメールアドレスにアラートが届きますので、いつの間にかバッテリーが切れているということはありません。2016年1月当時で機種代金が約¥12,000、契約事務手数料が¥3,000、月額利用料が約¥500と費用的にはそこそこかかりましたが、以下の機能がいずれも使い勝手が良く、バイクの防犯用としては非常に秀逸な製品でした。

遠隔測位
携帯電話からSMSを発信すると、みまもりGPSの現在地を示す位置情報付きメールが事前設定したメールアドレスに送信されます。たとえば、自宅近くに不審な車が長時間駐車していてバイクの状態が気になる時など、ちょくちょく現在地を確認するのに便利です。位置情報の測定回数には特に上限はありませんので何回でも確認できます。

スケジュール測位
あらかじめ設定した曜日や時間に現在地を測位し位置情報付きメールが送信されます。これはみまもりGPSの本来の役割の一つである子供に持たせる時などに便利な機能です。授業が始まっている時間に設定して、子供が学校にいることを確認したりするのに便利ですね。私は使用しませんでしたが、駐輪場が離れている方などは毎朝決まった時間に位置を確認するなどの使い方ができますね。

エリア測位
私がメインで使用していた機能です。万が一盗難に遭って指定したエリアから出た時(もしくは入った時)に位置情報付きメールが送信されます。駐輪場所を起点にして「半径XXXm(任意の距離)の同心円から出たらメールが送信される」という設定をPCもしくはスマホのアプリケーションから行います。また、その際には測位間隔も同時に設定します。間隔を短くすれば、バイクの移動後すぐに通知が行きますが、バッテリーの持続時間は短くなります。私は3時間間隔に設定していますが、それで上のような持続時間ですので結構バランスは良かったと思います。

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iPhoneに搭載されているAssisted GPS+GLONASSのように、携帯電話の基地局情報、Wi-Fiの位置情報、米露のGPS情報などを複合的に利用してより正確な位置を測定する仕組みはないようですが、みまもりGPSの測位精度は実用上問題ないレベルで、マンション駐輪場におけるリアルな場所(敷地内の西寄りとか)も正確に示しています。信頼性の面でも3年間毎日使用して1回の故障もなく、誤作動は1回のみです。(指定エリアから出ていないのに移動を知らせる通知メールが届き、驚いて確認したところ移動していませんでした。GPSはセキュリティの観点から意図的に誤差が発生することがあると聞きますが、これもそうだったのでしょうか)このように高い信頼性を誇り、私的にも非常に満足度が高い「みまもりGPS 201Z」だったのですが、先日SoftBankからショッキングな連絡が…。なんとセキュリティ強化の取り組みの一環で重要な機能の一部が利用できなくなるため、11月末でみまもりGPSのサービス自体が終了してしまうというのです。届いたダイレクトメールには通話機能付きの後継機(みまもりケータイ4)の紹介もありましたが、GPSというより携帯電話そのものになってしまう上、月額利用料も割高になってしまうようです。サービス終了まであと半年ありますが、代替手段を探さねばなりませんね。

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Tag:R1200GSADVENTUREプレミアムラインプレミアムスタンダード盗難

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