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2019

BMW Motorrad 新型TFTメーター オーナーになってから気付いたこと R1200GS ADVENTURE

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本日は今やBMW Motorradラインナップの中でもメジャーになりつつあるTFTメーターの「オーナーになってから気付いたこと」についてお伝えしたいと思います。現在のR1200GSシリーズを検討中の方の中には「メーターがアナログではなく、デジタルなのがちょっと…」と敬遠されている方も多いと思います。他にも「スピード表示はデジタルでもいいけれど、タコメーターは一目で回転数が把握できるアナログ針じゃないと嫌だ」というこだわり派や、「台形型のイケていないメーターデザインが気になってしょうがない」という方、「S1000RRなどのまったくジャンルが異なるバイクとメーター本体のデザインが共用なのってどうなの?」という方もいるでしょう。(S1000RRはメーターの表示デザインを複数のテーマから選択できるのが羨ましいですね。GSもファームウェアのアップデートで可能になったらいいですね)かくいう私も購入前はTFTメーターにネガティブな印象を持っていた一人なのですが、購入前には気付かなかったような点やオーナーになったことで初めて気付いた点を紹介したいと思います。

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レッドゾーン表示が状況に合わせて変化
TFTメーターで特徴的なのがJ字型のタコメーターです。2017年頃のTFTメーターの登場当時、アクセルを煽るとバーグラフの先端部分と現在の回転数を示す数字が大きく拡大表示される様子をレビュー動画などでご覧になった方もいらっしゃると思います。回転数がひと目で確認できるアニメーション表示は非常に見やすく、これだけでもメリットは大きいと思っていたのですが、実はもう一つ面白い特徴があります。意外と知られていないのが、エンジンの暖気の状態に合わせてバーグラフのレッドゾーンが変化することです。

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エンジンの始動直後はレッドゾーンは6,000rpm以上になっていますが、暖気が進むごとに7,000→8,000→8,500となり(実際には6,800rpmなどもっと刻まれています)、最終的には9,000rpm以上で固定されます。おそらくオンボードコンピュータの各センサーと連携してレッドゾーンの表示域を変えているのだと思いますが、こういった表示は一般的なアナログ針メーターや液晶メーターではできないことですよね。出発を急ぐ場合など、充分な暖気をできずに走行しなくてはならない時があるかと思いますが、そのような状況でも視覚的に状態を把握することができるのでとてもわかりやすいです。これまではエンジンを廻し過ぎないようライダーが感覚的に制御するしかなかったのですが、テクノロジーのおかげで便利になりましたね。

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Tag:R1200GSADVENTUREプレミアムラインTFT

3 Comments

sumo_tiger  

はじめまして、いつも楽しく拝見しております。こちらの素敵なアフリカツインを見て物欲が抑えきれず、先日中古で購入してしまいました。(カラーは勿論シルバーでMTです。)
色々カスタムも参考にさせて頂いております。で失礼ではありますがちょっとお聞きしたいことが…。
パニアケースをGIVIとTOURATECHで検討しておりますが、Graphite Oneさんはどういう点からGIVIにされたのでしょうか?TOURATECHのエンデュランスクリックも気になるところです。
もしよろしければご教授お願いいたします。

2019/08/26 (Mon) 12:36 | EDIT | REPLY |   

Graphite One  

To sumo_tigerさん

sumo_tigerさん

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
お返事が遅くなり申し訳ありません!

アフリカツインの納車おめでとうございます。
GSに乗り換えて1年半が経ちますが、ドリュドリュというアフリカツインの鼓動感あるサウンドが懐かしく、今でも無性に乗りたくなります。乗っても、カスタムしても楽しい、とてもいいバイクですのでぜひ楽しんでください。

私がパニアケースをGIVIにした理由はいくつかありますが、理由の大部分はパニアステーが気に入ったのが要因ですね。1つ目はエンジンガード+パニアステー+パニアケースを一つのブランドでオールブラックでまとめたかったこと。2つ目は価格を含めた入手性の良さ。3点目はステー類の表面処理の質感や剛性感がGIVIの方が好みだったからです。(GIVIのパニアは作りが今ひとつであることや密閉製にやや難があるということは知っていましたので、本末転倒である気がしますが苦笑)

スチール製のGIVIのパニアステーは表面が半つや消しブラックのシボ加工のような風合いで、シルバーのボディとのコントラストが非常に良く似合います。高級感とまではいきませんが安っぽくもない絶妙な感じだと思います。また、装着後の剛性感も非常に高く、リヤ廻りのガードとしても優秀です。(パニア非装着の状態で何度か転倒しましたが、転倒時してもパニアステーの歪みは出ませんでした)当時のTOURATECHのパニアステーはステンレスのシルバーしかなく、(あくまで個人的な感想ですが)ツルっとした表面処理の質感が今ひとつ好みではありませんでした。また、パニアステーの車体への装着方法はGIVIとほぼ同じですが、パイプ径はGIVIの方が一回り太いと思います。当時はエンジンガードを含め「ブラックで統一したい!」という気持ちの方が強かったので、パニアステーがシルバーしかなかったTOURATECHはこの時点で選択肢から外れました。

また、当時は極めて入手性も悪かったですのでそれも選ばなかった要因です。私がパニア装着を検討していた2016-2017年当時は輸入代理店が今のツアラテックジャパンに移行する前で、パニアとパニアステーともに入手性が非常に悪く、入荷がいつになるかわからない状態でした。今はまったく状況が違うと思いますが、当時は半年待ちがザラという状態だったんですよね。当時、GIVIのパニアステーの国内販売はまだでしたが、Motostormに頼めば2万ちょっとで買えて、日本まで1週間で届くGIVIしか現実的な選択肢はなかったというのもあります。

パニア+パニアステーが約半額で買えるGIVIはコストパフォーマンスの高さが魅力ですが、スチール製になることでかなりの重量増となることや、パニアのシーリング材がはみ出しまくって届いたりする残念な作りなど価格相応の部分もあります。その点、TOURATECHはステーがステンレス製であることで軽量であることやBMW純正パニアをOEM生産している信頼性などが優れている点だと思います。今はTOURATECHの入手性のハードルはずいぶん下がっていると思いますので、あとはそれぞれのブランドにどの程度思い入れがあるか…かもしれませんね。

こんなところでしょうか。参考になれば幸いです!
これからもお時間がある時にぜひお越しください〜

2019/09/02 (Mon) 16:31 | EDIT | REPLY |   

sumo_tiger  

ご丁寧なアドバイスありがとうございます!
ご参考にさせて頂き検討してみます。

今のところTOURATECHのブラックフレームが第一候補です。
(ちょっと高価なのがネックなのですが…)

このSD04の前にRD07を10年ほど乗っておりました。(5年前に新型を待ちきれず手放してしまいました)今回乗ってみて乗り易さはそのままに、パワーがかなり増した感じで大変気に入っております。やはり新しいバイクは良いですね。

この度は本当にありがとうございました。
ブログ楽しみにしております。

2019/09/03 (Tue) 22:51 | EDIT | REPLY |   

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