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2019

R1200GS ADVENTURE 台風19号による冠水被害 中編(冠水の原因判明)

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前回の続きです。玄関を出たところでは膝までだった水深は駐輪場に近づくにつれて深くなり、GSAに近付いた頃にはほぼ股下まで迫っていました。風船のように膨らんだカバーをめくると予想以上に水に浸かっています。サイドスタンド状態のため左に傾いているのですが、左シリンダーは完全に水面下、右側もバッテリーケースの近くまで水に浸かっています。この時点で水深は60cm近くあったのではないでしょうか。濁った水の中、手探りでチェーンロックなどのセキュリティを外し、ギヤをニュートラルにします。それから冠水していない場所を目指して押していこうとするのですが、水の抵抗があるせいかいつもよりバイクが重く感じます。駐輪場の出口に緩やかな傾斜があるため悪戦苦闘していると、私に気付いた数名の行政スタッフが押すのを手伝ってくれました。4人がかりで自宅裏手の小高い場所に退避させ、ようやく状態を確認する余裕ができたのですが、全体が泥と枯れた芝のような細かい草で汚れています。すぐにでも洗車したかったのですが、散水栓がある場所も冠水している上、今は小康状態とはいえ台風襲来の真っ只中です。ここは一旦気持ちを落ち着かせ、翌朝まで大人しく待つことにしました。

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GSAの避難を終えて戻ってくると駐車場は深刻な状況になっていました。(上の写真は隣接する空き地の写真です。バイクが水に使っている様子を写真に撮る精神的な余裕がありませんでした...)敷地内には15台分の平面駐車場があるのですが、駐輪場よりもさらに低い場所にあるため、駐車中のすべての車がエンジンルームや室内に浸水していたようです。その場には数名のオーナーも居合わせていましたが、水に浸かった車を見守ることしかできない状態で気の毒でした。そのような中で衝撃の事実が判明します。自宅を中心に周辺の道路しか冠水していないこと、直後から多くの行政スタッフが集まっていたことなど、最初から不自然な点はあったのですが、今回の冠水は行政側の管理に何らかの落ち度があって発生したことが明らかになったのです。

2月に現在の自宅に転居してきた際、近所に新しいコンクリート製の建物(窓がないキューブ型の公共建築物)があるのは知っていたのですが、実はこれが雨水排水用のポンプ施設だったのです。この施設は7~8年前のゲリラ豪雨により周辺に雨水が集中し、冠水したことを契機に数年前に建てられたもので、当日は本来ポンプが作動するはずの雨量に見舞われたにもかかわらず作動していなかったらしいのです。それを裏付けるかのようにポンプを作動させると周辺の水はみるみる引いていきました。

水が完全に引いたのは23時過ぎだったと思いますが、深夜にもかかわらず行政スタッフが付近の住宅へ冠水による被害状況の聞き取り訪問を行なっていました。また、泥だらけになった周辺の道路や駐車場を高圧洗浄車でその夜のうちに清掃するなど、異例なほど迅速な対応を行ってくれたのですが、これも管理上の不備を早くから自認していたことが理由のようです。もちろん我が家も訪問を受け、住宅や車輌が受けた損害があった場合は連絡が欲しい旨の説明がありました。不運にもGSAは冠水の被害を受けましたが、自宅は上階だったため特に被害はなかったのは幸いでした。(実は2月の入居開始時から駐車場の賃料を支払っていたのですが、まだ車を購入していなかったため水没の被害を免れました)一方、駐車中だった車のほとんどは室内まで浸水していたらしく、後日すべての車がレッカー移動されていきました。状況を見るとおそらく廃車になるのではないかと思いますが、中には台風の数週間前に新車を納車された方もいて同情を禁じ得ません。冠水が始まってすぐにバイクを救出できた私はまだ運が良かったのかもしれませんね…。(後編へ続く)

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Tag:R1200GS ADVENTURE プレミアムライン 台風19号

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