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2020

Ténéré 700 R1200GS & CRF1000オーナーから見たテネレ700 前編

CATEGORYYAMAHA
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F1開幕戦のオーストラリアGPは、結局初日フリープラクティスの開始2時間前になって主催者から中止がアナウンスされる結果となりました。次週連戦として日程が組まれていた第2戦バーレーンGPは当初無観客での実施を予定していましたが中止となってしまい、元々延期が予定されていた第3戦ベトナムGP、第4戦中国GP、そして昨日には第5戦以降のオランダからスペイン・モナコと続くヨーロッパラウンドも延期、もしくは中止となることが発表されました。F1は放映権を得るため、年間レース数が最低十数戦という成立条件が設定されていたはずですので、夏季休暇を返上した年間スケジュールを再編成して実施を目指すようですが、このままでは2020年のチャンピオンシップが成立しない可能性もあります。また、主催者からの参加各チームへの分配金が運営資金の一部になっていることから、このままでは運営そのものが危ぶまれるチームが出て来る可能性もあるなど、前代未聞の非常事態であることは間違いありません。

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そんな暗い話題ばかりの中ではありますが、久しぶりに楽しみなニュースが飛び込んできました。アドベンチャーカテゴリー期待の新モデル「テネレ700」がいよいよ6月5日から国内販売されることになりました。以前、テネレ700のプロトタイプのティザームービーについての記事を書いたのが2年近くも前であることが信じられません。月日が経つのは本当に早いものです。ヨーロッパでは昨年秋頃からデリバリーが始まっていたようですが、肝心の国内販売がいつになるのかやきもきしていた方も多かったと思います。今春のモーターサイクルショーで何らかの発表があることが期待されていましたが、コロナウィルス絡みでイベントそのものが中止となってしまい続報が届くのを心待ちにしていました。そのように個人的にも非常に楽しみにしていたテネレ700について、現R1200GS ADVENTURE、元CRF1000Lオーナーの立場で感じることをつらつらと書いていきたいと思います。

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個性的なフロントマスク
テネレ700を語る上でまず外せないのは、まるでラリー競技車輌そのままのヘッドライトのデザインでしょう。まるでクモのような4灯式LEDヘッドライトは透明のカバーが着くことで、光量、光軸、光の分散など、クリアすべき技術的課題が非常に多かったと思いますが、まさかこのまま発売されるとは思いませんでした。しかもこの透明カバーはウィンカー基部まで廻り込ませることによって、ライダーの視点から見たフロント周辺の死角をより少なくするための機能性も併せ持っているとのことです。GSAやCRF1000Lはインパネ周辺がカウルや整流パーツで覆われているため、解放感より包まれ感が強いですが、テネレ700はライダーの視野がより開けてフロントタイヤ周辺の状況把握がしやすくなっていることが期待できますね。

GSをはじめ、既存のアドベンチャーバイクにもオプションでヘッドライトを覆う透明カバーがオプションで用意されていますが、装着状態で法規上の基準をクリアするのが難しいせいか、いずれも建前上は競技用パーツという位置付けです。プロトタイプで示された方向性を諦めず、そのままのデザインで市販化を実現した開発陣にはつくづく感服します。技術的に可能なら本当はKTMが(990ADVの後に)こんなデザインをやりたいと思っていたのではないでしょうか。ちなみにCRF1000Lの特徴的な隈取りデザインやモビルスーツ感も個人的には気に入ってはいたのですが、ともすれば子供っぽいデザインと感じることもあります。(事実女性陣からは現在の「仮面ライダー」のバイクみたいと言われていました苦笑)ギヤ感やメカ感がありつつも、大人っぽさを感じる洗練されたイメージを作り出せているのはさすがヤマハですね。

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軽快感を感じるフォルム
昔からデザインの良さには定評があるヤマハらしく、特徴的なフロントヘッドライト廻りをはじめ、ほぼ垂直に切り立ったスクリーンを破綻させることなく、細身でも逞しさと躍動感を感じる全体的なフォルムをとてもうまくまとめています。最近のアドベンチャーバイクにありがちな重々しいツアラーバイク的なイメージではなく、トレールバイク的な軽快さを感じるデザインは非常に個性的です。GSやAfrica Twinを初めて目の前にした人は、まるで子馬のような大きさ・高さと、戦車のような重厚感にたじろいでしまうと思います。まだ実車は見たことはありませんが、写真やビデオで見るテネレ700はエンジン・カウル・フレームが良い意味で小さくコンパクトに纏まって、各部が「細く」見えます。特に正面から見た投影面積はGSの半分位しかないようです。(下サムネイル参照)これならアドベンチャーバイクが初めての方にも「自分も乗れるかも」と思ってもらえるのではないでしょうか。

後発のアドベンチャーバイクは、先駆者であるGSやTIGER、KTV ADVの影をどこかで引きずっているものですが、テネレ700はどのバイクにも似ていない独特の存在感を作ることに成功している気がします。早く実車が見てみたいものです。

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Tag:Tenere Ténéré テネレ

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