2月20日(日)待ちに待った納車日は絶好の晴天に恵まれました。開店直後に着くよう、朝7時過ぎに自宅を出て、在来線、新幹線、タクシーを乗り継いで2時間半かけてようやく店舗に到着しました。開店時間の少し前でしたが、出迎えてくれた担当営業の方と早速納車関係の書類の確認を行います。嬉しかったのが、車検証ケースがブラックの型押しレザー調でレッドのステッチがあしらわれたデザインだったことです。これがまた見た感じが
タイプRのイメージにぴったりなんです。通常のホンダカーズではグレーやブルーのビニール調の車検証ケースが使用されているらしいのですが、このケースは一部のエリアでしか使用されていないということです。なんだか嬉しいですね。そして、いくつか書類にサインをしたり、説明を受けたりして過ごすこと小一時間後、いよいよ愛車と対面です。(と言いつつも、実は社外オプションの取り付け状況の確認のために少し前に店舗を訪れ一度現車を見に来たのでした)
Tiguanと同じREVOLTを施工する予定のため、今回はディーラーコーティングは行っていませんが、ピカピカに磨き上げられた
FK8が敷地の隅に佇んでいました。輸入車のように屋内の納車式専用のスペースがあったり、特別なセレモニーがあった訳ではありませんが(大きな「カギ」を渡されて記念撮影を撮られてホームページに載せられるのは正直苦手ですので個人的にはその方がいいです苦笑)、やはり愛車と対面する瞬間というのはいつも特別なものです。それではまず、
FK8の前期で定番のトラブル箇所だった以下の点を中心に外観をチェックします。
- 給油高のリベットの錆→前期では黒リベットが錆びるのが問題でしたがシルバーになっています(対策済み?)
- テールゲート下の接合部のクラックと錆→接合部にはパッチ状に別の金属板が被せられその上から塗装されています(対策済み?)
- リアドア後部のリヤピラーガーニッシュの浮き→問題ないようです
- テールゲートスポイラー下のグレーのゴムの垂れ→下から覗くとグレーのゴムが丸見えなのが気になりますがとりあえず垂れてはいないようです
- ドアモールの浮き→問題ないようです
外観チェックでは、純正オプションで頼んでいた盗難防止用のナンバープレートロックボルトの取り付け忘れが発覚した以外、特に問題ありませんでした。次に内装のビニールや養生していた箇所のテープを剥がしていきます。新車はこの瞬間がたまりませんね。興味深かったのは内装の匂いが20数年前のEF、EG
シビックと同じだったことです。乗ってすぐに「ホンダの匂いだ!」と感じました。この匂いはこれまで長年乗っていたスバルとも今乗っているVWとも明らかに違いますし、メーカーごとに異なる特徴的な匂いというのは時を経ても変わらないものなのですね。気になるシリアルナンバーですが、覚えやすい特徴のある数字の並びで気に入りました。車検証の車体番号もキリがいい数字でしたので、両方とも覚えやすい数字で良かったです。ビニールを外した後、あらためて車内の状態とアクセサリーの取り付け状況をチェックして確認は終了です。
さあ、いよいよ帰路につくため出発です。MT車に乗るのは20年以上振りですので緊張しますが、シートに座ってポジションを整えていると、クラッチも軽く、シフトゲートも入りやすいのがわかり一安心です。そして、エンジンを始動!私の
FK8ライフの記念すべきスタート時のオドメーターは24kmでした。そろそろと駐車場内を走り出しながら、半クラの加減を確認しつつ、担当営業と工場長に見送られて路上に出ます。第一関門は最寄りの高速ICまでの10分位の一般道ですが、何も考えなくてもMT車を運転できている自分に驚きました。時間が経っても身体が操作を覚えているのは不思議なものです。ICまで走りながら、昨年10月にすがるような気持ちで店舗に訪れた時のことを思い出し「ジーン」と来てしまいました。あの時ダメ元でも踏み出そうと思った自分がいなかったら、今こうして
FK8のオーナーになることはなかったんだなと思うと本当に胸が熱くなります。
無事一般道を抜けICに入りました。(途中で停止状態から3速で発進しているのに気付かず、エンストしかけましたが、そのまま発進できてしまいました。
FK8恐るべし...)あとは距離にして150km先の自宅の最寄りのICまで向かうだけです。高速は一番左側の車線を安全第一で走行しましたが、コンフォートモードの乗り心地の良さとACC&車線維持機能を使ったグランドツーリング性能を早速堪能しつつ、なんとか無事自宅に到着することができました。最初、自宅の駐車スペースに何度駐車しても車体が斜めになってしまうのが不思議でしょうがなかったのですが、先人の皆様の話では前後の車体幅が異なるため慣れないとこうなるようです。
FK8は日常の足としてではなく完全な趣味車になる予定ですが、これからとても楽しみです。私自身3台目の
シビックにして、初めての
タイプR、大切に乗っていきたいと思います。
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