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2021

carrozzeria カロッツェリア ディスプレイオーディオ DMH-SZ700 取り付けレビュー② HDMI入力 CIVIC TYPE R シビック タイプR(FK8 後期)

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本日は前回に続きディスプレイオーディオ カロッツェリア DMH-SZ700の取り付けレビューです。今日お届けするのはHDMI入力の際のコンテンツの視聴状況についてです。現在は車の中で音楽の代わりにYouTubeやAmazonプライムなどを視聴する方も多いため、関心が高いトピックではないかと思います。まず最初にiPhoneとのHDMI接続による表示はCarPlayとはまったく別の方法であり混同しないようにしないといけません。CarPlayDMH-SZ700の背面にあるUSB-C端子経由でLightning接続し、画面にはiOSによるCarPlay専用のUIが表示されます。CarPlayではiPhoneにインストールしたアプリのうち、対応したものしかDMH-SZ700の画面上には表示されませんが、各アプリは走行中の操作が可能なようにUIが最適化されていたり、ステアリングリモコンでの操作が可能だったり、iPhoneの充電も同時に可能などのメリットがあります。

HDMI入力によるYouTubeフルスクリーン再生
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一方、HDMI入力はDMH-SZ700の背面にあるmini-HDMI端子経由でLightning接続し、iPhoneの画面をそのまま表示する方法です。iPhoneの画面がそのまま表示されるため、CarPlay非対応のアプリでもDMH-SZ700の画面上に表示されるというメリットがありますが、CarPlayと異なり、DMH-SZ700のディスプレイサイズに最適化されて映像が出力される訳ではないため、アスペクト比や解像度の違いの影響を受ける、DMH-SZ700の画面ではタッチ操作ができないなどの課題があります。また、HDMI経由では給電ができないため、HDMIで出力した映像を見ながらiPhoneも充電したい場合は別途充電用のLightningケーブルを用意する必要があります。

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それでは詳細をご説明します。まず初めにカロッツェリアの純正アクセサリーCD-HM120(2m)を使ってHDMIケーブルをグローブボックスまで引き回す必要があります。このアクセサリーは片方がmini-HDMI(オス)、もう片方がHDMI(メス)という特殊な形状の変換ケーブルです。汎用品で同じタイプの物を探すのは難しいのと、HDMIは機器とケーブル間の相性問題が発生しやすいため、ここは素直に純正を購入することをお勧めします。また、このケーブルは事後装着ができないため、DMH-SZ700の車輌への取り付けの際に同時に取り付けければなりません。その後、CD-HM120にHDMI(オス)to HDMI(オス)ケーブル(汎用品)とApple純正 Lightning - Digital AVアダプタを取り付けます。Lightning - Digital AVアダプタは中華製の類似品もありますが、経験上、接続の安定感や耐久性がかなり違うので(非常に高価ですが)Apple純正品をお勧めします。なお、Lightning - Digital AVアダプタにはHDMIだけでなくLightning(メス)の端子があるため、ここに別途給電用のLightningケーブルを挿せば視聴と同時に充電も可能です。

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DMH-SZ700でHDMIからの入力に切り替えるにはホーム画面で左にスワイプします。すると入力ソースの一覧が表示されるのでHDMIを選択します。するとすぐにiPhoneの画面のミラーリング表示に切り替わります。注意しないといけないのはミラーリングの際は縦画面表示が基本であることと(iPhoneを横にしても横画面表示にはなりません)、その際のiPhoneのUIがかなり粗く表示されてしまうということです。これはiPhoneのRetina Displayが高精細過ぎて、1280x720Pにしか対応していないDMH-SZ700のディスプレイに最適化されていないためです。操作は手元にあるiPhoneで行うため実用上は何も問題はありませんが、見た目という観点からはあまり良くありません。(以下の3枚の写真を見ると、縦画面表示にするとUIの文字がギザギザで粗いのがわかります)

ロック画面
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YouTube
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Amazonプライム
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これで本当に大丈夫なのかと不安に思う方も多いかと思いますが安心してください。YouTubeやAmazonプライムのコンテンツをフルスクリーン再生すると自動で横画面表示に切り替わります。フルスクリーン再生時はコンテンツ側で自動で720Pに最適化されているのか、字幕などの文字の表示も鮮明で特に問題ありません。あと、購入前はAmazonプライムのような著作権保護されたコンテンツをDMH-SZ700の画面で見ることができるのかという点が気になっていましたが特に問題はないようです。よく考えれば、HDMI経由でiPhoneのコンテンツをテレビやディスプレイに映して視聴するのと原理は同じですので可能なのが当然ですよね。

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注意点としてお伝えしたいのはHDMI入力で実用的に使えるのはビデオの視聴のみという点です。たとえば、AppleマップやGoogle MapsなどをCarPlayではなくHDMI入力で表示したとします。この場合、縦画面だけでなく、横画面によるフルスクリーン表示が一応できたのですが、解像度が粗過ぎて文字やUIが滲んでとても実用的とは言えないレベルでした。もちろん、この場合はDMH-SZ700の画面上ではタッチ操作ができません。他のアプリも基本的に同様ですので、やはりHDMI入力はビデオ専用と割り切ってしまった方が良さそうです。それにしても車の中でYouTubeやAmazonプライムが視聴できるのは良いですね。これからはロングドライブも楽しめそうです。

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Tag:CIVICシビックタイプRFK8カロッツェリアナビディスプレイオーディオDMH-SZ700CarPlay

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