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2021

carrozzeria カロッツェリア ディスプレイオーディオ DMH-SF700 取り付けレビュー CIVIC TYPE R シビック タイプR(FK8 後期)

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今日お届けするのは納車時に取り付けたカロッツェリアの6.8V型ディスプレイオーディオ DMH-SZ700の姉妹モデルのフローティングタイプ9V型ディスプレイオーディオ DMH-SF700への入れ替えに関するレビューです。以前の記事でお届けした通り、最初に取り付けたDMH-SZ700はApple Carplayで複数のナビアプリが利用できることや、HDMI入力でYouTubeやAmazonプライムなどが視聴できる点、シンプルなデザインで高音質、さらに当時の実売価格で約¥50,000という求めやすい価格といいことづくめの製品です。しかし、FK8に装着した際に取り付けスペースに対して画面の小ささが際立ってしまう点や、800x480ピクセルという低過ぎる解像度(現在の一般的な7型ナビでは1280x720が普通です)ゆえの画質の粗さに対しての不満がありました。そこで姉妹モデルのDMH-SF700への入れ替えを検討したのですが、ここで例の半導体不足の影響を受けることになりました。

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DMH-SZ700DMH-SF700のサイズ比較
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DMH-SZ700/SF700の特長でもある高音質音源関連の半導体はおもに先日大きな火災事故が発生した旭化成の工場で作られていたらしく、生産ラインの復旧の見通しが立たず、私が確認した8月時点では納期は早くても10~11月の見込みということでした。これはリアル店舗、通販サイトのどちらも同じ状況で、それでもごく少量の新品の製品がAmazonマーケットプレイスやヤフオク・メルカリなどに出回っているのですが、DMH-SZ700/SF700のいずれもが転売屋の餌食になっており、DMH-SZ700が8~9万前後、DMH-SF700が12~15万前後という非常に割高な価格で取引されています。これらのマーケットでも最近は新品が出回らなくなってきており、店頭展示機をメーカーでクリーニングした製品(整備品?)との注釈が付いた製品が中心になってきています。それにしてもヤフオクやメルカリでは同じ人がDMH-SZ700/SF700を何台も出品して値段を吊り上げているのですが、これらは一体何なのでしょう。メーカーか商流の関係者なのでしょうか?私も結局フリマサイトで新品を12万で購入することになりましたが、釈然としないので一般の方と思われる人から購入しました。昨年12月時点ではAmazonなどで普通に10万位で購入できていたので随分高くついてしまいました…。



さて、気を取り直して今回の本題である取り付けを行いたいと思います。前回のDMH-SZ700の取り付けは納車時にディーラーに依頼しましたが、姉妹機であるDMH=SF700は配線用のハーネスやカメラアダプターやハンドルリモコンアダプターなどの接続機器はすべてDMH-SZ700と同一であるため、本体の入れ替えと配線を繋ぎ替えるだけで作業が完了します。そこで今回の入れ替え作業はDIYでやることにしました。今回参考にさせていただいたのは「ともちゃんねるZ」さんのYouTube動画です。ステップごとに丁寧に解説してくださっているため、車の内装の分解に不慣れな私でも養生テープとヘラ状の内装剥がしが1本あれば簡単に作業できました。もしDIYで作業する場合はぜひ参考にされることをお勧めします。ちなみに、初作業の私でも本体を外すまで10分位でできましたのでFK8のナビスペースへのアクセスは非常にしやすい方なのではないかと思います。ちなみに最新の車の内装パーツの「ツメ」は昔の釣り針のような「返し」がなく、脱着が簡単にできるような形状に進化しているんですね。(ビデオの中の白い樹脂パーツです)昔は内装やドアトリムを分解するのに何度ツメを折ったことか…泣

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インパネの化粧カバーが外れると後は簡単です。DMH-SZ700をナビスペースから引き出して配線やフェイスパネルを外します。配線をすべて外して気付いたのですが、納車時に取り付け作業をしたディーラーではカメラアダプターやハンドルリモコンアダプターなどのユニットボックスやケーブルの大きめのカプラーにカタカタ音が鳴らないようスポンジを巻いていたり、USBの変換コネクターが抜けないようケーブル結束用のテープで固定していたり、束ねたハーネスが構造物と接触して音が鳴らないようマスキングテープで包んで養生していたりなど、細かい配慮の上で作業してくれていたことがわかりました。量販店などに比べると工賃はそれなりにかかりましたが、見えない所も手を抜かず、価格に見合う丁寧な仕事だったことがわかって嬉しいですね。DMH-SF700の本体部は1DINサイズであるため、取り付けの際は空きスペースを埋めるためのカナック社製の汎用1DIN小物入れACC-501と一緒に固定します。今回は下段にDMH-SF700、上段に小物入れという配置にしました。

マイクロHDMI端子の先端が破損
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後はすべての配線を繋ぎ直してナビスペースに戻すだけ…という所でしたがここで思わぬトラブルが発生します。一度ナビスペースにDMH-SF700を押し込んで化粧パネルを戻す前に動作確認をしたのですが、なぜかHDMI入力のみが認識されません。そこでもう一度本体を引き出した所、なんとHDMI入力に接続したマイクロHDMIケーブルの先端が破損してしまっていました。どうやら本体を押し込んだ際に奥側にあったハーネスか何かに接触して折れ曲がってしまったことが原因のようです。幸い本体の端子側にはダメージがなく、ケーブルを予備のものに交換したら問題なくHDMI入力が認識できました。悔しいことに同梱物をよく見るとHDMIケーブルに関する注意喚起のペラが入っていました。もし皆さんがSF700を取り付ける際はご注意いただきたいと同時に、もしHDMIケーブルを用意する際は上の写真のようなマイクロHDMI端子部がストレート型になっているのではなく、L字型になっているケーブルを用意されることをお勧めします。

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ちなみに上の写真がDMH-SZ700とSF700の奥行きの違いです。SF700は一般的なナビやオーディオと同じ位の165mmの奥行きがありますが、SZ700は87mmしかなく、奥行きがかなり短いのがわかると思います。SZ700は取り付けスペースの奥側にハーネスの束などがあっても余裕を持ったクリアランスが確保できるのですが、SF700の場合は注意しなければならないことがわかりますね。ちなみにSZ700は極端に奥行きがないことで有名なS2000のオーディオスペースにも最適らしく、古い純正オーディオとの交換用としても人気があるようですね。

フィルム施工前
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フィルム施工後
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SF700は最後にモニター部を取り付けるのですが、液晶にはClearView社の「DMH-SF700 用【反射防止ノンフィラータイプ】液晶保護フィルム」を装着しました。量販店で実機を見た時に液晶への映り込みがとても大きいのがわかり、実際に入手してからも反射や映り込みが大きいと感じたためです。下の写真のようにオリジナル状態では周囲のものが鏡面のように映り込みますが、保護フィルムを貼ると反射がかなり抑制されているのがわかると思います。このように本来の目的である映り込み対策に関しては不満はないのですが、アンチグレア系の製品にしては珍しく、この製品は指紋が残りやすい気がします。もちろん布で拭けばすぐに綺麗になるのですが、一般的なスマホ用のフィルムに比べると防汚性がやや劣っているのかもしれません。

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最後に本体部とモニター部を付属のステーで接続し、背面の化粧カバーを装着したら完了です。ちなみにモニター部は左右に3段階、上下に5段階、奥行きで2段階調整が可能となっていますが、写真のようにハザードスイッチやエアコン風口部、エアコンのコントロール部と干渉しない絶妙な位置にマウントできました。元々気に入っていたDMH-SZ700の機能や操作性はそのままに、画面サイズが9V型に大きくなって1280x720に高解像度化し、フローティングタイプになったことで以前より手元に近い場所で操作できるようになったのが気に入っています。入手性が非常に悪いのだけが欠点ですが、私のようにスマホとの連携をメインとしたナビが目的の方にはぜひお勧めしたい製品です。

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Tag:CIVICシビックタイプRFK8カロッツェリアディスプレイオーディオDMH-SZ700DMH-SF700CarPlay

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