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2022

DMM.make 3Dプリント S660用スマートフォンホルダー取付パーツ (Φ17)Clearmounts iPhone用MagSafe対応マウント 取り付けレビュー S660α(JW5 中期)

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前回取り付けを行った「Syncwire マグネット式 スマホホルダー」ですが、やはり胸の奥のモヤモヤが払拭できず、別のマウント方法を模索することにしました。そのような中で目に止まったのが、今回ご紹介する「S660用スマートフォンホルダー取付パーツ(Φ17)」です。この製品はS660のセンターコンソールのヘリ部分に両面テープで貼り付け、先端のボールジョイント部に市販のスマートフォンホルダーを取り付けるためのパーツで、MJF方式の3Dプリンタで出力されたものです。この製品の良い点は、センターコンソールの左端のヘリ部分を中心点としてマウントすることで、エアコンの操作パネルやハザードスイッチの操作を妨げない左側にオフセットできることと、上下どこでも固定できるため、エアコンの吹き出し口を覆わないで済むことです。

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このパーツは「ろくすけ」さんが設計され、DMM.make 3Dで購入することができるのですが、最初に目にしたのはオークションサイトでした。そこではボールジョイント部がΦ15で、ライトグレー色のものが出品されていたのですが、出品者の方に色違いのブラックの在庫がないか尋ねたところ、DMM.makeの3Dプリントサービスでブラックが作成可能であることを教えていただきました。早速DMM.makeを確認したところ、「S660用スマートフォンホルダー取付パーツ」はボールジョイント部がΦ15とΦ17の2種類、カラーもナチュラル(ライトグレー)とブラックの2種類から選べることがわかりました。ブラックを選ぶと約¥700ほど割高になり、ボールジョイントのサイズではΦ15で¥4,620、Φ17で¥4,708(いずれも税、送料込)といった価格差になります。

iPhone 13とApple純正MagSafe対応クリアケース
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インテリアのダークグレーに合わせてカラーはブラック一択ですが、ボールジョイントのサイズをどちらにするか悩みます。ヤフオクの製品ページではΦ15にカーメイト製のクランプ型ホルダーやダイソーで¥300で売られているマグネットホルダーを装着している様子が掲載されていますが、クランプ型は脱着が面倒ですし、マグネット型はスマホの裏側に金属プレートを貼るというのが今一つです。色々考えた結果、S660には手持ちの3台のiPhoneのうち、6.1インチのiPhone 13をメインで使用し、MagSafeを使ってマウントすることにしました。私自身はまだMagSafeに対応する車載用のマウントは使ったことがなかったのですが、iPhone 12以降の対応モデルなら金属プレートや専用のケースなどを使わずに内臓の磁石でガッチリとマウントできる上、脱着のしやすさや段差などでも外れたりしない信頼性の高さが高い評価を得ています。

Clearmounts MagSafe対応マウント(税込¥1,480)
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MagSafeの使用に際して2点懸念があります。まず1つ目はMagSafeに対応するホルダー部分が「Syncwire マグネット式 スマホホルダー」や「ダイソーで¥300で売られているマグネットホルダー」などよりもかなり大ぶりになってしまうことです。一般的なマグネット式のスマホホルダーのヘッド部は直径3cm程度ですが、MagSafe規格に対応するヘッド部は5.5cm以上あります。そのため、インパネ上でもかなり存在感が出てしまいます。2つ目はiPhone内のApple Musicの音源をLightning-USB接続で再生(と充電)を行なっているため、MagSafeをマウント用としてのみ使用することになり、本来のメリットの一つであるワイヤレス充電が使用できないことです。まあ、後者に関してはUSB接続による接続の確実性などのメリットを考えればこれはこれで良いのかもしれません。

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ボールジョイントに対応したMagSafe対応のマウントはAUDI専用のスマホホルダーを販売しているClearmounts社製でちょうど良いものがありました。Clearmountsでは車種別に専用のマウントが各種販売されているのですが、今回私が選んだのはオプション販売されている汎用のMagSafe対応マウント(税込¥1,480)です。Clearmountsのラインナップにはワイヤレス充電に対応したMagSafe対応充電マウント(税込¥3,780)もあるのですが、今回は充電機能のないマウント専用のタイプを選びました。届いたマウントを確認すると対応するボール径はΦ17でしたので、これに合わせて取り付けパーツもΦ17で発注します。DMM.makeの3Dプリントサービスを利用するのは初めてでしたが、発注後翌日から製作開始、4日後に発送完了というように少し時間がかかります。製品の性質上、作り置きをしている物ではないため仕方がありませんね。

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到着したスマートフォンホルダー取付パーツを見てみます。整形不良の箇所などは特にありませんが、素材と製作工程の性質上、ザラザラした角砂糖のような表面仕上げはお世辞でも質感が高いとは言えません。MJFはナイロンの一種のため非常に軽いですが、実用上問題のない強度を出すことができるそうです。MagSafe対応マウントと組み合わせて色々いじってみましたが、意外にがっしりしており強度的には問題ないようです。取り付けの際はドラレコやエアロパーツなどの固定に使用する高強度の3M製の両面テープを使用します。固定位置を色々模索した結果、上の写真の位置に決定しました。

使用頻度が高いスイッチの操作には影響がない位置に
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30cmのLightning-USBケーブルを使用するとピッタリ
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インパネ上で利用頻度が高い、「温度調整」「内気循環」「ハザード」「ボリューム」の4つのボタンとエアコン吹き出し口が覆われるのを避け、iPhoneが縦・横どちらの方向でも邪魔にならないベストポジションです。しかも、この位置は30cmのLightning-USBケーブルを使用するとインパネ下のUSB端子からiPhoneまでの距離がぴったりで、縦・横どちらの向きでもちょうどの長さになります。

iPhone 13のマウント状態
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この状態で約300kmほど走行しましたが、かなり気に入りました。個人的には文句なしですね!操作の妨げにもならず、目線も下がり過ぎずちょうど良い感じです。両面テープでも思った以上にガッチリと固定されているので、気になるような振動もありません。速度を抑制させるための段差付きの舗装路を連続で走行しても、今のところは両面テープが剥がれる様子はありませんでした。唯一気になるのはiPhoneを外した際のMagSafeのヘッド部分の存在感の大きさですが、乗っている時はほぼiPhone 13をマウントしたままにしているので問題ありませんね笑。あとは夏期の炎天下の駐車中の熱で両面テープの接着力が落ちて来ないかですが、200gを大きく超えるような重量級のスマホを使用しなければ問題ないような気がします。私のようにMagSafe対応のiPhoneを使用している方にはぜひお勧めしたいアクセサリーです。

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Tag:S660ClearmountsMagSafe

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