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2022

リジカラ 取り付けレビュー S660α(JW5 中期)

CATEGORYSpoon(S660)
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前回のSpoon N1マフラーに続いて、荻窪のSpoon直営ショップ「TYPE ONE」に作業を依頼していたリジカラの取り付けとアライメント調整に関するレビューです。まず、リジカラの取り付けを依頼することにした経緯ですが、そこまで大きな理由はありません。せっかくSpoonリジカラの本拠地の「TYPE ONE」でアライメント調整を行うのなら、操縦性や乗り心地に良い影響を与えると言われているリジカラを試してみたいな…という程度の軽い気持ちがきっかけでした。今回かかった費用は、S660用のリジカラ(部品代)¥22,000+工賃 ¥23,760+アライメント調整 ¥19,800=¥65,560(税込)という内訳です。リジカラは車種によってカラーのピース数が結構異なりますし、ピース数が増えればそれだけ取り付けにかかる手間も増えますので、車によって費用は全く異なるようです。ちなみに4月に取り付けを予定しているFK8タイプR用だと、リジカラのみで¥39,600とパーツ代が2倍近くかかりますが、工賃は ¥29,700で約1.5倍というところです。

フロントロアーアーム(黄色の4箇所)
typeone1.jpeg

今回は数日預けての作業依頼だったため取り付け時の様子の写真はありませんが、車の引き取りの際に説明書の写真を使いながら丁寧に作業についての説明を行なっていただきました。まず、フロントですが、ロアーアームの締結部4箇所に6個のリジカラが装着されています。リヤはサブフレームのボディ締結部に8個、トーコントロールアームの締結部に4個(+高さ調整用のワッシャ2枚)の合計12個のリジカラが使用されているとのことです。リジカラのみの取り付けであれば2~3時間で終了するようですので、整備工場の受け入れスケジュールが整っていれば当日作業で対応できるようです。

リヤサブフレーム(黄色の4箇所)
typeone2.jpeg

リヤトーコントロールアーム(黄色の6箇所)
typeone3.jpeg

今回の作業では、取り付け後にリジカラを馴染ませるための試走をしばらく行い、その後アライメント調整を実施。調整後に再度ハンドルのセンター出し確認を含む試走を行なったそうです。ちなみに、アライメント調整の修正後の結果は以下の通りです。S660のアライメントの調整箇所はフロントとリアのキャンバーと前後のトーの調整が可能ですが、残念ながら私自身がこの辺りの知識も経験もほとんどないため、ストリートユースメイン用にお任せでお願いしたのですが、限られた調整範囲の中でできるだけ整えてくれたそうです。

typeone4.jpeg

引き取り当日の帰路、街中を走っただけで変化を感じました。S660の標準モデルのサスの乗り心地については意見が賛否あるようですが、私自身普通の街乗りでは特に固過ぎるという印象は持っていませんでした。さすがにFK8のコンフォートモードのように快適ではありませんが、たまにワインディングを楽しむのにも適した適度な固さという印象です。そんな私でも、アスファルトの舗装状態が悪い場所や凸凹がある減速帯のような場所では時々「ちょっと路面からの入力が大きいかな」と思うことがあったのですが、リジカラ取り付け後は普通の路面でも乗り心地が良くなり、先程挙げた路面が悪い場所でもシートの下からの突き上げるような入力がマイルドになりました。S660は元々ボディ剛性は高い方だと思いますが、さらにがっしりした感覚になり、サスがきちんと動いて仕事をしているような感覚です。

作業終了後にいただいたポーチと今治産ハンドタオル
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また、引き取りの翌日に高速道路を走ったのですが、直進時の修正舵が以前より減り安定性が高くなりました。(これはアライメント調整の効果の方が大きいかもしれませんが)また、カーブを曲がる際や車線変更をする際の切り始めの挙動がよりリニアになった気がします。私のような素人の感想ですし、プラシーボ効果で実態以上に過大評価している可能性もありますが、乗り心地や路面からの突き上げの変化は多くの人が感じることができるのではないかと思います。取り付けを依頼する前は効果の程は半信半疑でしたが、多少なりとも効果を感じることができました。実用性や体感のしやすさというでは、サスペンションやタワーバーなどの他のアクセサリーに軍杯が上がると思いますが、その車が本来持つアジリティをもっと上げてみたいと思っているような方はリジカラの導入を検討してみても良いかもしれません。来月にはFK8もアライメント調整のついでにリジカラを取り付け予定ですので、どのような変化が見られるか楽しみにしたいと思います。

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Tag:S660Spoonリジカラ

2 Comments

Huckleberry  

No title

マフラーもいい音してましたね(うるさすぎることもなく)。

リジカラについては、FK8でなくS660だけに装着されたのはどういった理由なのか聞いてみたいなと思っていたところ、すでにFK8にも装着する予定を組まれていたのですね(笑)。

S660におけるリジカラの効果はプラセボかもしれないと謙遜されていますが、FK8はホワイト時代とポリッシュドメタルの納車ドライブも含めて長距離を乗られてますので、効果がより体感できるのではないでしょうか。

ちなみに私は最近まで+Rモードを試すことがなかったのですが、試してみるとハンドルのアシスト具合がとても気に入り、普通にゆったりと公道を走っているときでも、より濃密に車との対話を楽しめるなと、悦に浸っております。

引き続き記事を楽しみにしています。

2022/03/31 (Thu) 23:09 | EDIT | REPLY |   

Graphite One  

To Huckleberryさん

いつもコメントありがとうございます!

そうなんです。実はFK8のリジカラ取り付けの入庫の段取りもすでに予定していたのでした苦笑

サーキットや峠を攻めたりはしていないのですが、一応チャン白で約4,000km、ポリメタで約3,000kmの走行経験がありますので、素人の私でも体感できる効果を期待しています。

タイプRはS660ほどは手を入れず、基本ノーマル状態を維持する予定ですので、なるべく外観を維持した状態でできる細かいカスタムをやっていければと思っています。4/9にもてぎで開催されるタイプR全国オフ会に行く予定なのですが、400台中190台位がFK8ということですので他の方のカスタムをぜひ参考にさせていただきたいと思っています。

Huckleberryさんは+Rモードを結構使われているのですね。私も乗り慣れてきたら、スポーツモードがちょうど良く感じるようになってきました。アクセルのツキとハンドルの重さが自分には一番合っているようです。ちなみに+Rモードはハンドルの重さとアクセルレスポンスに身体が付いて来れず、私にはまだまだ修行が足らないようです笑

2022/04/01 (Fri) 12:28 | EDIT | REPLY |   

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