


前回の記事で、新型
タイプRのチャンピオンシップホワイトの契約に至るまでのエピソードを紹介しましたが、なんと、ボディカラーの選択で最後まで悩んでいたソニックグレー・パールの実車が、8月6日(土)〜7日(日)に富士スピードウェイで開催されるSUPER GTの特設会場で展示されるという情報をキャッチしました。ホンダアクセスのモデューロ展示ブースで、同時発売される純正アクセサリーをフル装備した状態で展示されるということです。この情報は以前から知っていたのですが、SNSなどでの告知のイメージがチャンピオンシップホワイトだったためスルーしていました。ところが8月5日(金)の会場設営・搬入時の写真がSNSに流れてきてビックリ!なんと、おそらく日本初公開となるソニックグレー・パールの車輌ではないですか!!この情報を知ったのは8月5日(金)の夕方でしたが、幸い富士スピードウェイは東京から1時間弱で行けますし、自由観戦エリアの前売り券は前日の遅い時間まで販売しているはずです。私が契約した担当者は「9月のオーダー前であれば、予約順を並び直さずともボディカラーの変更は可能」と言っていましたので、オーダー前に実車を見て色を確認するためにも。この貴重な機会は絶対に逃せません!
そして、8月6日(土)、この日はSUPER GTの予選日です。翌日の決勝戦の日よりは観客数は少ないと思いますし、午後の予選が始まれば人がそちらに移動するため、ゆっくり車を見ることができると予想して昼過ぎに到着するように出発しました。ところがこれが大誤算で、八王子JCTで事故があったらしく、高速に乗って談合坂まで到着するのになんと2時間半….。ノロノロ運転の半クラ地獄で左足が攣りそうでした…。それ以降は比較的スムーズでしたが、富士山に近付くにつれて霧と小雨に見舞われたため、少し不安ではありましたが昼過ぎには無事富士スピードウェイに到着です。



予選日ということもあり、観客もそれほどではなく、グランドスタンドに割と近い駐車場に停めることができて一安心です。(とは言っても富士は駐車場からグランドスタンドまで、ずっと上り坂が続くので結構キツイのですが…)ハアハア言いながら20分ほど歩いてようやくグランドスタンド前に到着です。廻りを見渡すと、物販・展示ブースのかなり奥の方にホンダアクセスのモデューロブースがあります。開けた場所だったので遠目にソニックグレー・パールの新型が目に入りました。
いよいよ実車とご対面です。ご存知の方も多いと思いますが、ソニックグレー・パールは光の当たり具合によってかなり見た目が変わります。明るい外光の下だと水色っぽいグレーに見えますし、人工の光の下だと薄いグレーにも見えます。曇りや日陰の中だと少し暗いグレーに見えたりと、その名の通りまるで戦闘機の迷彩色のように印象が変わるのが特徴です。そのため、写真やビデオで実車の色を正確に記録することはとても難しく、ホワイトバランスの差によって紫色っぽく映ったりしているのも良く見ますので、実車を見ないとこの色の正確な良さはわからないと思います。私はこのような「光の影響によって見え方が変わる」というソニックグレー・パールの特徴をなんとなく苦手に感じていたため、新型
タイプRのデザインではどう見えるのか、直接自分の目で感じてみたいと思った次第です。


それでは実際の第一印象はといいますと、「うおお!!カッコいい!!」というものでした。掌返しでスイマセン汗…。これまでも無印の新型
シビックやS660のバージョンZで何度か実車を見てはいるのですが、テントの中に展示されている新型はまた違ったカッコ良さを感じます。この日が曇り空で、テントの中でLED照明に照らされているため、直射日光の下より落ち着いた印象に見えるということもあるのかもしれませんが、まるで戦闘機のカモフラージュカラーのような印象です。レッドのドアミラーカバーが装着された、いわゆる「赤耳」状態が唯一好みではありませんが、ソニグレとピアノブラックのコントラストも引き締まって見えます。ソニックグレー・パールは最近車のボディカラーとして流行中のいわゆるセメントカラーの一種で、遠目に見るとソリッドのグレーに見え、近付いて見るとパールが入っているというカラーですが、実際に人間の目で見ると僅かに青みがかったグレーに見えますね。
カメラでソニックグレー・パールの写真・ビデオを撮影した場合、ホワイトバランスや露出によって薄い水色として写ったり、天気が良いと紫色に見えてしまう場合がありますが、実際に目で見るとそこまでではなく、もっと落ち着いたグレー基調の色ですので、実物は写真やビデオより好印象と思っていただいて良いかと思います。個人的にはレッドのシート、テールライト、ブレーキキャリパーとソニックグレー・パールの組み合わせの相性が気になっていたのですが、違和感を感じることはなく、ワンポイントの差し色としてはかえってアリかと思います。この辺りはS660のバージョンZで実績のある組み合わせですので、さすがにしっかりデザインされていると言えますね。
カーボンパネル・シフトノブ装着車
リヤスポイラーの試作品
オプションのカーボンリヤスポイラー裏のロックナット(固定はヘックス)
プロテクションフィルム(リヤドア)
プロテクションフィルム(テールゲート)
ホーンの位置(オプションのユーロホーンではないようです)
それにしても困りました…。すっかりチャンピオンシップホワイトに決めたつもりでしたが、ソニックグレー・パールの実車を見ると完全に心が揺らいでしましました。
タイプR専用色という点や、独特の味のあるアイボリーホワイトは魅力なのですが、チャンピオンシップホワイトはソリッド色ゆえ、メリハリのあるエッジや曲面の艶やかさが沈んでしまって目立たない点(磨き甲斐がない)や、新車時でも金属素材と樹脂素材の部分で微妙に色調が異なる点、経年による塗装面の劣化がパール色より大きいというデメリットもあります。特に私の場合、FK8後期のチャンピオンシップホワイトを所有していたこともあり、また同じ色を選ぶというのもなんだかつまらない気がします…。とは言っても、最後の純ガソリン車
タイプRになるかもしれない
FL5を、そのシンボルであるチャンピオンシップホワイトで買いたいという気持ちもありますし...。う〜ん、めちゃくちゃ悩みます...。
ドアミラーをブラックに塗装
私と同じように新型
タイプRを契約した方、検討中の方で、ソニックグレー・パールを候補にしていた方も多いのではないかと思います。私は今回ソニグレの実車を見て、良い意味で自分の予想を裏切られましたが、このカラーは写真やビデオとかなり印象が異なるので、悩んでいる場合はFL1/FL4
シビックなどででも実車の印象がどうかの確認は必ずされた方が良いと思います。私もボディカラーの変更は後悔しないようによ〜く考えて決断したいと思います。ちなみに、とっても気になっていたドアミラーをiPadでブラックに塗りつぶしてみました。雑なコラで申し訳ありませんが、うん!絶対こちらの方が絶対カッコいいですね!(あくまで個人の感想です)


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