先日の
GIVI TNH1144 & TN1151クラッシュバーのレビュー記事で「上下で約10kgという重量増は取り廻しの際に予想以上に大きな差となって現れます」と所感を書いた所、数名の方から「この製品の購入を検討しているんですが本当に10kgもあるんですか?」という質問をいただきました。本日は
GIVI TNH1144 & TN1151
クラッシュバーレビューの番外編として、その質問にお答えしたいと思います。
CRF1000Lについてよく言われる課題の一つが決して軽いと言えない重量です。それを軽減するためにマフラーを社外品にしたり、パーツを外したりという方も多くいらっしゃいます。そういった状況ですから皆さんの疑問はよくわかります。誠に残念ですが事実です。本当に10kg増えてしまいます。
まず下部の
クラッシュバーTN1151(DCT用)はバーのみで約2.7kg(1枚目の写真)あります。そして取り付け用のブラケット・ステー・ボルト類がこれまた重く約2.0kg(2枚目の写真)もあります。エンジン主体の保護を目的とする場合TN1151(MTの場合はTN1144)のみの装着になると思いますが、それでも約5kgの増加となります。
続いて上部の
クラッシュバーTNH1144(DCT/MT兼用)ですが、バーのみで約3.2kg(3枚目の写真)、取り付け用のブラケット・ステー・ボルト類が約2.2kg(4枚目の写真)、一式で約5.5kgとなります。ちなみにTNH1144は単独装着ができませんので、必ず下部の
クラッシュバー(TN1151またはTN1144)との同時装着が必要です。ちなみにこれらの中で余剰部品はありません。同梱されているパーツ全てを使用しますので、装着すると確実に10kg増加します。
いかがでしたか?いくらクラッシュバーが車体の保護には有効とはいえ、10kg増となるとさすがに考えてしまいますよね。恥ずかしながら私は購入時に重さのことをほとんど意識しておらず、荷物を受け取った瞬間に驚いてしまったというクチです。重量増が気になる方は1/2から2/3の重量で済むステンレス製品の中から選択されることをお勧めします。GIVIからもTNH1144/TN1151と同形状のステンレス製モデル「OX」が追加発表されていますが、まだ情報がほとんどありません。情報が入り次第ご紹介したいと思います。


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